闘劇前夜祭以来、四年振りとなったセイヴァー5on
全国各地から13チーム65人のプレイヤーが集まった。
有力チームとしては、ナス・コショーに加え、職人三人を擁する『ジャパニーズ』、最強リリスKaji、復活した暴君サカイを有する『ばりごくMEN』、関西レジェンド+αで構成された『ハイタニ軍団』あたりだろうか。
古豪五人衆『イケ麺FIVE』ケンタ/デミトリの『マンモーニ』5タテから始まったAリーグ。
続く試合は注目の『ジャパニーズ』vs『ストライクウィッチーズ』
笹塚/レイレイが華麗な動きで3タテし、副将さかもと/キュービーさえ追い詰める。
しかし、最後の詰めを誤った笹塚。
その隙を見逃さずさかもとが逆転!
続く中堅始末屋/ジェダを封殺し、二人抜き達成。
そして『ジャパニーズ』副将で出てくるのは、暴君ナス/サスカッチ
キュービー戦を得意とするナスの前に健闘空しくさかもと敗北。
そのままナスが圧倒的な破壊力で大将オガワ/ザベルも粉砕し、『ジャパニーズ』の勝利となった。
『ジャパニーズ』vs『イケ麺FIVE』は激戦の連続!
特に、ほえ/ジェダvsケンタ、始末屋vsたけぞー(馬場デミ)/デミトリの二度のジェダvsデミトリの試合に、皆見入っていた。
試合中盤まで完全なシーソーゲームとなったこの一戦。
しかし、このシーソーゲームに歯止めをかけたのはまたしてもナス。
副将たかはし/ガロン、大将マスカッキ(あつた)/サスカッチを下し、力を見せ付けた。
このリーグは『ジャパニーズ』が全勝で1位通過。
そして、関東のプギャーオルバスこと灰色/オルバスが『イケ麺FIVE』を破竹の勢いで4タテ
大将ケンタに敗れるものの、次鋒さかもとが完璧な立ち回りで締め、『ストライクウィッチーズ』が2位抜けリーグ進出となった。
Bリーグは、『ハイタニ軍団』俺こん/フェリシア・オボロ/ビクトル、『ばりごくMEN』DD/サスカッチなどの5タテ劇も多く、非常に盛り上がった試合が多かった。
ここでの目玉はやはり『ハイタニ軍団』vs『ばりごくMEN』
関東vs関西という図式と両チームのプレイヤー構成に注目が集まっていた。
5タテ×2で勢いに乗る『ハイタニ軍団』、対するは、二試合目でKajiが『名無しさんだよもn』デカ/レイレイに敗北するも、きっちりとDDが締めた『ばりごくMEN』
『ハイタニ軍団』vs『ばりごくMEN』は、お互いが二勝同士で並び、勝者が決勝トーナメント進出という分かりやすい形でぶつかった。
先鋒戦はオボロvsDD
まずファーストヒットを奪ったのはオボロ
そのまま怒涛の勢いで攻めるオボロと、要所で攻めを捌くDDという一進一退の試合が続いく。
試合後半、画面端での息詰まる攻防を制し勝利したのはDD
混戦を制し、勢いに乗るDDが続く俺こん・修/ビシャモン・CAA/ザベル・だら/デミトリと立て続けに倒し5タテ、『ばりごくMEN』が全勝で決勝トーナメント進出!
『ハイタニ軍団』は2位抜けリーグで望みをかける事となった。
Cリーグはチーム構成が面白い。
当日斡旋にも関わらず、奇跡の全員女性キャラチーム『困りますねー』、純名古屋チーム『R30-シャトル』、純九州チーム『九州猿軍団』
ここでは前評判が高い『R30-シャトル』がリーグ抜けを予想されていたが・・・
蓋を開けてみれば、九州の超新星パンピーナ/サスカッチが大暴れ。
結果、『九州猿軍団』が1位で決勝トーナメント進出!
『R30-シャトル』戦では副将で登場し、次鋒アズワン/デミトリを紙一重で撃破。
そのままやまかわ/ザベル・ルイ/アナカリス・ホソカワ/サスカッチの強豪達を4タテし、チームを勝利に導いた。
対戦環境がいいとは言えない九州であの強さは恐ろしいの一言である。
2位は、他のチームにしっかりと勝ち星を稼いだ『R30-シャトル』となった。
各リーグで代表者三人を選出してのリーグ戦
代表者は以下
Aリーグ『ストライクウィッチーズ』さかもと・Buzz・オガワ
Bリーグ『ハイタニ軍団』だら・オボロ・CAA
Cリーグ『R30-シャトル』アズワン・ホソカワ・やまかわ
第一戦は『ストライクウィッチーズ』vs『ハイタニ軍団』
先鋒戦はBuzzvsCAA
先にラウンドを取ったBuzzだったが、その後CAAの逆襲により立て続けに体力を奪われ、逆転負け。
中堅で出るはチームリーダー・さかもと
ここでは中段を的確に決めていったさかもとが勝利
『ハイタニ軍団』副将はだら
デミトリにまとわりつかれると厳しいキュービーだが、しっかりとした間合い取りでそれをさせないさかもと
だらもデモンクレイドルを当てるものの中々起き攻めに繋がらず、さかもとが2タテ
そして、大将は最強のビクトル・オボロ
キャラ相性的には最悪なこの組み合わせだが、そんな事を感じさせない試合となった。
意地と意地とがぶつかり合うインファイトを制したのは、後半一気にダメージを奪ったさかもと
逆3タテで貫禄を見せたさかもとの活躍で『ストライクウィッチーズ』がまず一勝を挙げた。
第二戦は『R30-シャトル』vs『ハイタニ軍団』
ホソカワがオボロを倒し、CAAがホソカワ・やまかわを倒し、先にリーチを賭けたのは『ハイタニ軍団』
ここで塩デミこと大将アズワンが意地を見せる。
CAA戦では、これぞアズワンと言わんばかりの派手なプレイで会場を沸かせ、CAAを撃破
大将戦のだらとのデミトリ同キャラ戦では繰り出すプレジャーが全てヒットするという技を見せ、『ハイタニ軍団』を下す。
この時点で2敗となり、惜しくも『ハイタニ軍団』は予選落ちとなった。
そして、決勝トーナメント最後の椅子を賭けた最終戦
『ストライクウィッチーズ』vs『R30-シャトル』の試合
珍しく先鋒で出たさかもとvsホソカワの一戦で幕を開ける。
先鋒戦はホソカワがサスカッチの攻撃力を生かし、ここまで大活躍のさかもとを下し流れを引き寄せる。
『ストライクウィッチーズ』中堅で出てくるのはBuzz
これまで振るわなかったBuzzだったが、ここで覚醒する事となる。
ホソカワを超混戦の末Buzzコンボで葬りさると、続く中堅やまかわ を冷静と情熱のダンスムーブで破り、大将アズワンを引きずり出す。
両者とも派手なプレイヤーだけに激しい試合となった大将戦
Buzzがビーストを撃てばアズワンがデモンクレイドルを撃つという技の魅せ合い!
後半、アズワンのデモンが立て続けにヒットし、アズワン勝利かと思われたがBuzzが調子に乗るなよと言わんばかりにドラゴンキャノンを放つ!
これで流れを引き戻したBuzz
最後は冷静に対処したBuzzの勝利で『ストライクウィッチーズ』が決勝トーナメント進出を決めた。
恐るべし、Buzz・ダンス・ガロン
一回戦一試合目は『ジャパニーズ』vs『九州猿軍団』
ナスの
「今日も明日も僕らが優勝するんで。一回も負けずに」
という発言に対し、べん造の
「一回も負けないとか言ってるけど、今日ここで土をつけてやりたいと思います」
という力強い返しで始まった試合
先鋒戦はほえvs恐竜/バレッタ
先鋒ほえが恐竜、そして次鋒らんてぃ/ビシャモンを退ける。
ここで『九州猿軍団』中堅で出てくるのはつたや/キュービー
立ち回りでは苦戦するものの、カウンターでダメージを蓄積していったつたやが勝利した。
つたやに対するは、笹塚
笹塚の奇想天外な動きに対応できなかったか、つたや敗北
そして、ここで登場するのが超新星パンピーナ
何度か危ない場面もありつつも、笹塚、中堅始末屋をも倒す。
『ジャパニーズ』副将はコショー/バレッタ
序盤一気にダメージを取っていったパンピーナが一本先取。
しかしこのまま終わらないのがコショーという男
じわじわと体力差を詰め、パンピーナを追い詰めていく。
だが、終盤空中でもつれた所にパンピーナが取った選択肢が通りコショー敗れる!
後がない『ジャパニーズ』大将はナス
パンピーナがナスをも倒し頂点にのし上がるのか?という空気に包まれる会場だったが・・・
それをさせないのがナス
大将の気負いなど全く感じさせない動きでパンピーナを撃破すると、『九州猿軍団』大将べん造/ジェダを瞬殺
会場を黙らせ、『ジャパニーズ』が決勝進出を決めた。
一回戦二試合目は『ばりごくMEN』vs『ストライクウィッチーズ』
『ばりごくMEN』先鋒はえご/レイレイ、『ストライクウィッチーズ』先鋒はさす兄/サスカッチ
第二回DCCからさす兄/サスカッチに大会では負け続けのえごが遂にリベンジを達成し、喜びの声を挙げる。
しかしその喜びも束の間、次鋒灰色/オルバスがえご用の戦術で星を戻す。
『ばりごくMEN』次鋒は満を持して登場のサカイ/ザベル
相変わらずの不能精度で灰色を倒し、中堅さかもと戦に望む。
まさしく暴君と言える攻めでさかもとの体力を一瞬で奪うサカイだが、後半に強いさかもとをそのまま倒す事は出来なかった。
空中ガードからのESC-Rでサカイの勢いを断ち切り、逆転し暴君を退ける。
メガネ/デミトリも粘り強い立ち回りで下し、『ばりごくMEN』の駒を減らしていく。
嫌な流れを断ち切るべく副将で登場したのがKaji
多少の被弾には構わず、とにかくまとわりつく作戦を取るKaji
さしものさかもともこの怒涛の攻撃を守りきることは出来ず、ここで力尽きる。
残るはBuzz/ガロン・オガワ/ザベルという相性が悪いキャラクター相手だったがKajiの勢いを止める事は叶わず、『ばりごくMEN』決勝進出
決勝の前には3位決定戦を行い、こちらでは次鋒で出たさかもとが5タテという奮戦を見せ、『ストライクウィッチーズ』が3位入賞した。
そして長かった戦いの最後となる決勝戦
『ジャパニーズ』vs『ばりごくMEN』
最後の勝者となるのは果たして・・
まず『ばりごくMEN』先鋒はメガネ
キャラ相性のいいジェダ・レイレイを倒して勢いに乗る作戦だったが、『ジャパニーズ』先鋒はなんとコショー
コショーに相性の悪いメガネがヒット&アウェイのバレッタを捉えきれず敗北
次鋒サカイ相手にもものともせず、勝利すると中堅DDもヒット&アウェイで下す。
副将で登場するのはムードメーカーえご
相手を良く見た冷静かつトリッキーな立ち回りで最初にリードを奪ったのはえごだったが、端に追い詰められ攻めを捌けず敗北
後が無い『ばりごくMEN』大将Kaji
チームメイトの信頼を一身に受け、試合に望む。
この展開に誰もが、前回闘劇前夜祭決勝を思い浮かべた事だろう。
しかし、結果としてはコショーの勝利に終わった。
要所要所で上手さが光るKajiではあったが、大ダメージにつなげる事が出来ない。
逆にコショーはチャンスを生かしリードを奪い、最後はダッシュ中Pを当てKO
この瞬間、優勝はコショーの5タテにより『ジャパニーズ』に決まった。
闘劇前夜祭以来の5on、自分の「やりたい」というエゴを押し通し、開催を決定しました。
開催決定当初は遠征勢の参加が不確定な状況が続き、本当に開催出来るのか?という
不安もありましたが、日が近づくにつれ、参加表明者が増え最終的には13チーム・65人という参加人数となり、本当に嬉しかったです。
大会終了後には「楽しかった」「来年もやってくれ」と言ってくださる参加者も多く、成功だったのかなと思います。
5onならではのチーム構成も多々あり、立川四天王や九州猿軍団のようなこの5人で組める事自体が奇跡、という結成までのドラマも見られ、この点でも開催出来て良かったと感じています。
大会内容としても公の場に初めて姿を現したパンピーナの活躍に始まり、波乱、順当と色々なドラマが見られ、非常に面白かったと思います。
また、少数ながらも関東のおらおら/キュービー・ちひろ/ザベル、関西のバス犬/ガロンなど、少数ながらも新規勢の参加もあり、セイヴァー業界的にも嬉しい限りです。